CEATEC JAPAN 2015に行ってきました! 見どころは?

最先端IT・エレクトロニクス総合展 『CEATEC JAPAN 2015』 に行ってきました。

既に出展をやめている日立、ソニーに続き、今年は東芝が出展を見送ったCEATEC。
出展者数が年々減り、展示会としての地盤沈下がささやかれていますが、そうは言っても500以上の企業・団体が一堂に会する展示会。

今回の見どころは何なのでしょうか?



■ 最近のCEATECってどんな様子?

一部の報道では『国内最大の家電展示会』との枕詞も付いているようですが、展示内容には何年も前から『家電』の香りは全くありません。
主催者資料にも、冒頭に書いた通り『最先端IT・エレクトロニクス総合展』と謳っています。


全体的な感想を言うと、センシング技術やそれをベースとした製品・サービスが主流になっているということでしょうか。
また、他の展示会との差別化が難しくなっており、”CEATECならでは”という部分が見出しにくいということもここ数年感じています。

と言うのも、最近の展示の主流であるセンサー、センシング技術については、それに特化した展示会がありますし、画像や画像解析にまつわる展示会もあります。

今回、中国Huaweiが大きなスペースを割いて展示していたモバイルについてもしかり。



■ CEATECにも開催意義がある!

ただ、私はCEATECの開催意義が無いと言っているのではありません。
『総合展』であり、ワンストップで関連技術、商品を見ることができますし、企業にとってはユーザとの接点の一つとして捉えることができます。

ですので、報道されているようないくつかの大企業が出展しないというのは、話題性があってニュースにしやすいのですが、内容が被る展示会が複数ありますので、全ての展示会に出展する必要は無いと思います。



■ 小さなブースにこそ、未来につながるネタがある!

では、肝心の見どころです。
一般論ですが、私は展示会の大きなブースでは最近のトレンドを見る程度で、製品・サービスにはそれほど面白みは無いと思っています。

せっかく行くなら、小さなブース!
小さな小間ひとつでやっているような所にこそ、次世代に開花する(かもしれない)ネタが隠れていますので、是非覗いてみてほしいと思います。


例えば、慶應大学 理工学部の温熱感覚を呈示するフレキシブル熱電変換デバイス『サーモフィルム』。
まだ研究段階ですが、例えば遠隔医療といった分野への応用が考えられます。
医者の指や手のひらにフィルム状のセンサーデバイスを貼り、遠隔地のロボット(人間でもいいと思う)の手にも同様に貼って患者の触診に活用。
遠隔地の触診情報を通信を介して医者に送り、医者は遠隔地にいながらにして患者の触診を行えるという仕組み。

通信機能の組み込みはこれからとのことですが、楽しみな技術です。



あっ、ちょうど今、テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト(WBS)』で、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの洗濯物折り畳みロボ『ランドロイド』の話題をやっているので、それについて。

同社は、CEATECでは大きなブースを構えていて、ステージでのプレゼン、デモもやっています。
黒を基調としたブースは、結構存在感があります。

この洗濯物折り畳みロボには、画像解析技術とロボティクス技術を活用。
折り畳むことよりも、洗濯物が何かを認識することの方が難しいそうです。
今現在は、Tシャツ1枚をたたむのに3分程度かかりますが、いずれは全自動洗濯・乾燥・折り畳み機が各家庭に導入される日が来るかもしれませんね。

パナソニック、大和ハウス工業と組んで、2017年には家庭向け高級家電として、全自動折り畳み機を発売するそうです。

話のネタに、見ておいてもいいかもしれません。



■ ちょっと疲れた時には・・・

足が疲れた時にちょっと癒されるのが、村田製作所とBOEジャパン。

村田製作所のジャイロセンサーを使った二輪車に乗ったムラタセイサク君、一輪車に乗ったムラタセイコちゃんは既に有名ですが、昨年からはボールに乗ったチアリーディング部が登場。

たくさんのチアリーダーがボールに乗って演技する様子は、かわいらしくて注目を集めています。
このかわいらしさの裏には、ジャイロセンサーや920MHz帯無線通信等の技術が使われているのですが、日本企業が比較的苦手とするわかりやすいプレゼンという意味でも、一見の価値ありと思います。


また、中国BOEは、ディスプレイの展示に特化。
世界最大級の8Kディスプレイから小型製品まで、美しい風景や人物の映像が流されています。
見ていると、ディスプレイではなく本当にそこに花があったり人がいるかのようで、見とれてしまいます。



■ まとめ

全体的には、一般消費者に馴染みのある完成品メーカよりも、センサーやICといった電子部品メーカの方が元気があることがよくわかる展示会。
それらの部品・技術をどのようなソリューションに仕上げて世に出すのか。
社会インフラの維持管理や、介護への応用など、見るべき物はたくさんあります。

基本的にBtoBの展示会ですが、中にはシャープのロボット型電話『RoBoHoN』や、パナソニックのホームシアター、Huaweiのスマホや"HUAWEI WATCH"等、わかりやすい製品もありますので、仕事ではなくプライベートで行かれる方にも何かしら新しい発見はあると思います。


CEATECは、幕張メッセで10月10日(土)まで行われています。
Webで事前登録すれば、無料です。



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