八神純子 with 後藤次利 "The Night Flight 5"(2018年6月22日 billboard LIVE TOKYO)ライブレビュー・感想

八神純子さんのクラブツアー"The Night Flight"が回を重ね、5回目を迎えた。

"The Night Flight 5"として東京、名古屋、大阪と続くツアーは東京からスタート。
billboard LIVE TOKYOでは、6月20日(水)~23日(土)までの4日間8ステージ。
(23日は追加公演)


今年は、後藤次利”キャプテン(機長)”たちとどんなフライトを楽しませてくれるのか。
どんなセットリストなのか。
胸を躍らせながら東京ミッドタウン内のbillboard LIVE TOKYOへ向かった。

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■ オープニング曲だけで既に満足!?

昨年はカーペンターズのカバー曲でテイクオフだったが今年は? 
と思いながら待っていると、拍手に迎えられて純子さんの登場。

スローなイントロ。

何だろう?

The Night Flightは、このツアーでしか聴けない後藤次利キャプテンのアレンジが特徴の一つで、イントロだけでは何の曲だかわからないこともしばしば。

純子さんのボーカルが入り、いきなり鳥肌が立つ。

まさか、この曲をオープニングに持って来るとは!
いや、それ以前に、この曲をライブで聴けるとは!!

今回のオープニング曲は、アルバム「FULL MOON」から「抱きしてめてあげる」。

名曲揃いの「FULL MOON」の中にあって、ムーディーでうっとりしてしまう「抱きしめてあげる」は、決して派手でもなければアップテンポでもないのに、1983年のリリース当時から私の胸に響いた。

billboard LIVE TOKYOという空間でこの曲に抱きしめられ、こんな時間が永遠に続いてほしい・・・そんな気持ちにさせられるに十分。

オープニング曲だけでもう既に満足!
指折り数えてこの日を待った甲斐があった。



■ クラブツアーでは珍しい”あおり”も!

今回のフライトでは暑い南方面へ連れ行ってくれるとのこと。
となれば、夏になると必ず聞きたくなる「サマー・イン・サマー ~想い出は素肌に焼いて~」だ。
夏の歌なのだが、純子さんの歌声だとこの曲を聞いても涼しくなる。


今回、昨年の「空港での出会いと別れ」のようなテーマは特に明かされなかったが、事前にヒントはあった。
公式ファンクラブ"Key of J"の会報誌「ヤガマニア」第2号に、純子さんと後藤次利さんの対談が掲載されている。
その中でこのツアーについて、「世代的に40前後から上の人は絶対知ってるだろう、ポップな青春に戻ってもうらおうと」という次利さんの言葉があった。
「今回は、『聴けば分かる』って曲を」と。

披露された中の一つが「君の瞳に恋してる」。
BOYS TOWN GANGの"CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU"のカバーだ。

誰もが知ってて盛り上がるこの曲。
クラブツアーでは珍しく(?)純子さんがあおる。

純子さんに手を伸ばせば届きそうな距離にいる”搭乗客”たちが立ち上がり、純子さんの振りに合わせて大きく左右に手を振る。
最上階でも手が揺れ、この日杏里さんから贈られたカラフルなバルーンもステージを盛り上げる。

一番前の席だと本当に近い!
ステージとの段差が小さくて、最前列の方は純子さんの前に立ちはだかるような格好で握手ができる距離。
もちろん顔と顔も近くて、目は合うわ、生声が聞こえるわ、体温は感じられるわで、うれしいやら緊張だったのではないだろうか。


これまで毎回アレンジを変えていた「みずいろの雨」ももちろんある。

今回はサンバ調、ラテン調のアレンジ。
私は5回全てには搭乗していないため、残念ながらこれまでにあったアレンジなのか、それとも新たなアレンジなのかはわからない。
それでも、後藤キャプテンが「みずいろの雨」に新たな命を吹き込んだようなこのアレンジは、十分に新しくて楽しめるものだ。


”純子ママ”の要求レベルが高くて、毎回アレンジに苦労されていると言う後藤キャプテン。
それでも、”遊び”と言うか”チャレンジ”と言うか、これまでに無い引出の中を見せてもらったような気がする。



■ あっという間の1時間半! 注目のラスト曲は?

このツアーのバンドメンバーは以下のスーパーミュージシャンたちで、昨年と同じ。

ベース:後藤次利
ドラムス:村上”ポンタ”秀一
キーボード・ピアノ・バッキングボーカル:佐藤準
ギター:北島健二

ギターの北島健二さん以外は1回目からの慣れ親しんだメンバーで、お互いの個性やクセもわかりあったプロ集団だ。

後藤キャプテンのアレンジにひと手間ふた手間かけて、自分なりの味付けをしている感じ。
お互いがそれを受け入れて、音を楽しんでいる、楽器で遊んでいる・・・そんな雰囲気が伝わってくる。


途中、スーパーバンドのセッションと純子さんの衣装変えを挟んで1時間半のライブ。

アンコールは「夜間飛行」。
ツアー名はこの曲名を英訳したものなので、この曲は欠かせない。

今回も、後藤キャプテンのベースと純子さんのボーカルのユニゾンがたまらない。
同化した二人の世界に引き込まれる。


そして、ラストに選ばれた曲は「誓い」。
今年の「ヤガ祭り 2018」のために作られた曲だ。

純子さんが一人残ったステージ。
静まり返った会場での弾き語りは、南の島で火照った体と心をクールダウンするのに十分。


クラブツアー"The Night Flight"。
このツアーが来年も再来年も続くことを願いながら、優雅な気持ちで会場を後にした。


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