浜田省吾さんのチャリティーコンサートが、2019年1月16日(水)に東京 渋谷のNHKホールで行われた。
コンサートタイトルは以下の通り。
Shogo Hamada
J.S.Foundation 人道支援プロジェクト
サポートの為のチャリティーコンサート
"Journey of a Songwriter" since 1975
Welcome back to The 70's
"君が人生の時~Time of Your Life"
いや~、今回も長い。
この日は2 daysの1日目。
省吾のチケットは入手困難だが、今回は運よく当選。
NHKホールの時はついているようが気がする。
スポンサードリンク
■ 省吾のアコギに合わせて大合唱!
定刻通りに登場した省吾。
ステージ中央には何本かのアコースティックギターとイスがあるだけ。
このコンサートは省吾の弾き語りなのかな?
オープニング曲は「生まれたところを遠く離れて」。
コンサートタイトルにある通り、'70年代を彷彿とさせる。
このチャリティーコンサートは、先立って行われたファンクラブ限定ツアーとセットリスト等は同じ。
チャリティーコンサートのために新たな企画・構成をするよりも、ファンクラブ限定ツアーと同様にした方が少しでもチャリティーに回せるからと。
省吾のアコギに合わせて一緒に歌おうといううれしい"プロジェクト"もあった。
一緒に歌って若返ろうと(笑)。
「19のままさ」をNHKホール全体で歌ったのは、たまらない体験。
省吾も私もずっと若かった頃の曲。
全ての聴衆が、この歌を歌いながら19に戻っていたに違いない。
途中から町支寛二さんが加わっての第一部のラストは「路地裏の少年」。
19から更に3歳若返って16に戻ろうと。
この曲も会場全体での大合唱だ。
■ 第二部はフルバンドでDance & Sing!
約15分の休憩を挟み、第二部はフルバンド。
バッキングコーラス二人を含め総勢11名のバンドが省吾を支える。
第一部ではイスに腰かけて、静かに語り歌っていた省吾。
だが、第二部が始まるといきなりDance & Sing!
'70年代と変わらず(?)全然若い!
ステージではレアな「子午線」も聞けてラッキーと思っていたら、「風を感じて」で会場は(ほぼ)総立ち!
省吾も若いが客席も負けてない。
「今夜はごきげん」で最高にごきげんな気分になり、第二部のラストはコンサートタイトルにもなっている「君が人生の時」。
アンコールは2回あり、オーラスは「ラスト・ダンス」。
省吾との時間をいとおしむかのような大合唱。
ギターを高く掲げ、丁寧に客席に頭を下げる省吾。
途中のMCで著名なアーティストの名前を挙げ、彼らは亡くなってしまったけれども自分は生きている。たくさんの方に歌を届けるため、これからも「ON THE ROAD」は続けていくと、頼もしいコメントがあった。
スポンサードリンク
■ 曲以上に価値があった省吾の語り
このコンサートの肝は、'70年代の曲を歌うということはもちろんだが、省吾がまだメジャーではなかった時から徐々に売れて来た時代を中心に、彼の人生を振り返り、一緒に追体験することにあったと思う。
広島での少年時代。
自転車で30分ほどの所に米軍の拠点があったこと。
広島でモテモテの町支寛二さんとの出会い。
浪人時代に好きだった子のこと。
そして神奈川へ。
学生運動という時代背景や、魅力的な就職先が無く音楽の道へ進んだこと。
お客さんが少なかった頃の荻窪のライブハウスでのエピソードや、貧しくとも楽しかったツアーのこと。
省吾だけが知る(?)町支寛二さんの秘密・・・。
「浜田省吾」を知る前からの彼の人生を知り、一緒に年を重ねたような時間だったと思ったのは、私だけではないだろう。
アンコールの最後は、省吾が一人ステージに残り、アコギで「ラスト・ダンス」。
アコギで始まりアコギで終わったこのコンサート。
ここが省吾の原点だと言わんばかりだった。
なお、今回のチャリティーは、カンボジアの子ども病院の活動に活かされるとのこと。
省吾は、このプロジェクトをサポートしてくれてありがとうと、客席に向かって丁寧に頭を下げた。
2 daysの2日目となる1月17日(木)は、阪神淡路大震災からちょうど24年目の日でもある。
偶然そうなったのか、あえてこの日を選んだのか。
私は後者だと思っているが、省吾は何も語らず「恋は魔法さ」を歌うこともなかった。
17日に彼が何を語るのか、ちょっと聞いてみたかったな。
<こちらの記事もどうぞ>
スポンサードリンク
この記事へのコメント