今年も年に一度のこの夜がやって来た。
八神純子 with 後藤次利 "The Night Flight 6"。
回を重ねて6回目となるクラブツアーは、後藤キャプテンを始めとするクルーも我々搭乗客もこのフライトに乗り慣れて欠かせないものになってきた。
今年も東京、名古屋、大阪からのフライト。
今回、ビルボードライブ東京(billboard LIVE TOKYO)での第2便に搭乗するべく東京ミッドタウンに向かった。
今回はどんなフライトになるのか。
搭乗前から期待感と心地よい緊張感のようなものも感じた。
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■ 今回もあっと驚くオープニング曲!
後藤次利キャプテン率いるバンドメンバーに続いてステージに登場する純子さん。
今回の衣装は、ダークグリーンにシルバーのラメ入りのミニワンピース。
注目のオープニング曲は何だろう。
いつも普段のコンサートとは違うあっと驚くセットリストで楽しませてくれるThe Night Flight。
アレンジも特別なので、イントロだけではなかなかわからない。
純子さんの口から発せられたのは「Deja Vu」。
おお! この曲で来たか。
客席は驚きと歓喜の拍手、手拍子。
いきなり心を鷲掴みとはこういうことを言うのだろう。
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■ 今回の洋楽カバーは今注目の?!
このThe Night Flightでは、毎回洋楽カバーが披露される。
クラブツアーという箱を意識してのことかもしれない。
前々回はカーペンターズ、前回はBOYS TOWN GANGなど、純子さんがお好きであり、かつ客層にもマッチすることを考えての選曲だろう。
今回のフライトの中盤で聞こえてきたのは、村上"ポンタ"秀一さんのお腹に響くドラム。
ズンズンチャ! ズンズンチャ!
えっ?
ひょっとしてこれは?!
そう。
クイーンの「We Will Rock You」だ。
昨年から映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒット中だが、まさか純子さんのWe Will Rock Youが聞けるとは夢にも思わなかった。
この曲で盛り上げ、更に「I Was Born To Love You」でとどめを刺される。
これで盛り上がらないわけがない。
ノリノリで純子さんと一緒に口ずさんだのは私だけではなかっただろう。
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■ 圧巻のスーパーバンドだが、残念ながら北島さんは欠席
純子ママを支えるのはいつものスーパーバンド。
しかし、この日のフライトは残念ながらギターの北島健二さんがインフルエンザのため欠席。
事前にビルボードライブの公式ホームページでも告知があったため、どうやってギターパートの演奏をするのかと思っていたが、当日純子さんから説明があった。
The Night Flightのリハーサルはいつもレコーディングスタジオで行っていて、録音したものを全員で聞いて色々と手直しをしているとのこと。
そのため、北島さんのギターの音源も当然あることから、この日のステージではその音を使っているとのことだった。
北島さんの姿はステージ上に無かったが、迫力ある音から北島さんの存在を感じた人が少なくなかっただろう。
この後もフライトは続くので、早く復帰してもらいたいものだ。
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■ あっという間のフライトは静かにやさしくタッチダウン
やっと我々搭乗客の体もほぐれてきたと思っていた頃、そろそろ着陸すると言う純子さん。
え? もうそんな時間?
時計を見るとまだ離陸から1時間ほどしか経っていない。
そんな私たちに聞こえてきたのは、後藤キャプテンの語り掛けるようなベースと、純子ママのボーカルが一体となる曲。
The Night Flightに欠かせない「夜間飛行」だ。
回数を重ねれば重ねるほど、年月を経れば経るほど人間味が増すかのようなセッション。
アンコールの頃にはステージ後方のカーテンが開けられ、東京ミッドタウンのブルーのイルミネーションと白いスケートリンクがとても美しくステージを盛り上げる。
粋な演出に感服。
アンコールは、全メンバーで1曲演奏した後、純子さんが一人ステージに残りピアノでの弾き語り。
外の寒さとは対照的に火照った心と体を冷ますかのようなやさしい歌声。
あっという間のThe Night Flight 6だったが、このクラブツアーに欠かせないナンバーあり、あっと驚く洋楽曲ありの充実したセットリスト、構成だった。
まだツアーは続くので気の早い話だが、今からThe Night Flight 7が楽しみで仕方がない。
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